日光街道を歩く3-①粕壁宿から杉戸宿

粕壁宿

今日は、粕壁宿からのスタート。ゴールデンウィークの中日、明日から天気は下り坂。夕方には雨模様の予報なので、できるだけピッチは早めにする予定です。

春日部駅のシンボルは「クレヨンしんちゃん

東武野田線東武スカイツリーラインが乗り入れている春日部駅西口に降りてみると、「クレヨンしんちゃん」の物語の舞台だけあって色々な場所でキャラクターが使われています。

駅前のシンボルツリーの芝生にもしんちゃんの顔が。しんちゃんの野原家族の住所もクレヨンの語呂に由来する架空の『春日部市双葉町904』として住民登録されています。 

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粕壁宿の中心は、現在の春日部駅東口方面です。街の案内にも「クレヨンしんちゃん」が一役買っています。 

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粕壁宿の面影を残す建物が並んでいます

 日光街道沿いを歩いていると粕壁宿の面影を残す建物がいくつも目につきます。

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 公園橋(西)の交差点に建つ田村荒物店の土蔵

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 問屋場跡と言われているところです。問屋場とは、公用の旅人や荷物を運ぶ人馬を手配した施設で、粕壁宿では、継送に必要な人足35人、馬35疋の常備が課せられていました。この辺りは上宿(上町)と呼ばれ、人夫が集まることから、飲食店も多く集まっていました。

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 永島庄兵衛商店は、慶長年間(1596〜1615)創業の米問屋。屋根に鍾馗像がのせられています。現在も営業されています。

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佐渡屋跡の建物です。戦前まで浜島家が穀物商を営んでいた時の明治時代前期築の土蔵(国登録有形文化財)が残されています。 

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春日部の地名の由来はここから

 日光街道は新町橋(西)の交差点を右折するのですが、突き当りに見える最勝院に寄りました。

最勝院は日光東照宮に移葬される三代将軍家光の亡骸が仮安置された場所で、「春日部」の地名由来となった春日部重行公の「墳塚」があります。

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 日光街道に戻り、大落古利根川に架かる新町橋から上流を眺めます。

江戸期には、上流に上喜蔵河岸(かみきぞうかし)があったそうです。河川にこれだけ水量があると台風の時期は洪水が心配になりますね。

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小渕一里塚跡

しばらく県道319号線を歩くと、江戸日本橋より9里目となる小渕一里塚跡があります。隣りには天保3年(1832)に建てられた庚申塔があります。

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小渕の一里塚跡の先に追分があり、道標が建てられています。 

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道標には、「左日光道中」と刻まれています。道標に従って、左の道を歩きます。しばらくすると国道4号線に合流します。

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芭蕉句碑がある観音院

国道4号線に合流して間も無く「観音院」が見えてきます。立派な楼門(仁王門)は、市指定有形文化財です。

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 境内には、芭蕉句碑「毛(も)のいへば唇寒し秋の風」があります。芭蕉が当寺に宿泊したとも伝えられています。

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 「北緯36度線地球儀」モニュメント

広い歩道の中央に、春日部市と杉戸市の境界を示す「北緯36度線地球儀」モニュメントが置かれています。

北緯36度は、アリゾナ州にあるグランドキャニオンと同様と書かれていました。

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 堤根(南)歩道橋で国道4号線から旧街道に入ります。しばらく進むと九品寺があります。街道ぞいに道標を兼ねた庚申塔があります。説明板も建てられているのですぐ分かります。「左日光」「右江戸」と刻まれています。天明4年(1784)に堤根の村民42人が建立したものです。

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杉戸宿

銘酒「杉戸宿」の蔵元

 日光街道杉戸宿の面影が漂う建物が見えてきました。

最初に見えてくるのが関口酒造の建物です。創業文政五年(1822)、銘柄はその名も「杉戸宿」の蔵元です。

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格子の玄関がなんとも街道の旅らしい雰囲気を伝えてくれています。 

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 その先に、復元された杉戸宿高札場があります。

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超レトロな銭湯を発見

 道路の向かいに「巴湯」というレトロな銭湯を発見。創業は明治期で、現在の建物は、昭和初期なのだそうです。ちなみに今も営業していますよ。

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 本陣跡地前と言う交差点の門に明治天皇御小休所趾があります。

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杉戸宿の面影を残す建物

 渡辺金物店の建物です。平成に入って店は閉じていますが、代々受け継がれてきたたたずまいを感じます。

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 角穀屋跡です。米穀店だったそうで、商家と蔵が残っています。

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 渡辺勘左エ門邸です。豪壮な家屋と蔵を残しています。質屋業を営み、多数の小作人を抱えていたそうです。

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 粕壁宿から杉戸宿までのアクセスポイント